
★ミッキーダムール
11月1日・東京5レース 2歳新馬 芝1600m
■1番人気・4着■ 上位拮抗の1番人気に推されるも期待に応えられず4着に敗れたが、確かな能力は感じられ次走で確勝級の評価をしてみたい。能力を十分に発揮できる東京マイルコースに好調教馬が揃い、上位拮抗ムードであったメイクデビュー戦。先週の除外で1週延びたデビューも追い切りでは好状態を維持し、最終は軽めながら好時計をマークし1番人気の支持を集める。初陣には鬼門ともいえる1番枠からのスタートで、ゲート内でチャカつき出遅れの危険性を伴っていたが鞍上の大野拓騎手が宥めて何とか好スタートを切った。序盤は先手を奪う勢いも外から1頭主張する馬を行かせて2番手で折り合いを付ける。外から先団目掛けて上昇した馬に合わせてやや行きたがるシーンもあったが最内の3番手を確保しスムーズな追走力を見せていた。超スローペースで馬群が固まったまま直線に向くと、13.2-12.1-10.9秒と一気に加速ラップとなり、進路を確保していた馬達に1歩先にスパートされる厳しい展開となる。やや反応が鈍かったこともあり一旦は先団から離され気味となったが、進路を外に振って追い出されると鋭い脚を繰り出し先団目掛けて猛進。ラストの脚は目立っていたがゴール前で進路が塞がり鞍上が手綱を絞るシーンがあって突き抜けるまでには至らなかった。勝ち馬にはやや劣ったもののラスト10.9-10.9秒の高速上りで差を詰め、ゴール前の不利がなければ際どい勝負に持ち込めた雰囲気であった。ラヴズオンリーユーを近親に持つ良血で、ノーザンファーム生産の堀厩舎所属とブランド力も十分である。1週延びたことが影響したかこの厩舎にしては強力な鞍上を迎えられなかった事も惜敗に繋がった印象があり、次走は鞍上強化でスムーズに運べれば当然勝ち負けの走りに期待できそうだ。
★アローメタル
11月2日・東京5レース 2歳新馬 芝2000m
■1番人気・1着■ 9頭の少頭数メイクデビュー戦であったが、圧倒的なポテンシャルで断然人気に応えクラシック候補を予感させる走りを披露した。米国産の母系にパワーとキレを兼備したキズナ配合で、おっとりした気性から中距離戦でのデビューを選択。追い切りはビッシリ追われていなかったが操縦性に優れ軽い走りで好時計をマークし、ルメール騎手効果も加わり1.3倍の断然人気に推されていた。スタートで多少ヨレながらもスムーズに4番手を確保し、前半1分4秒4の超スローペースにも折り合いを欠くどころかやや促されながらの追走。直線入口では馬なりの他馬に比べ、鞍上が促しながらの走りで怪しい雰囲気のまま直線に向いた。逃げる馬の後ろに入り外から2頭に被されて接触するなど窮屈になり、11.6-11.0秒とラップが速くなったところで先団から離されて万事休すといった雰囲気があった。しかし残り200mで外に進路を切り替えるとルメール騎手の追い出しに反応し一気の伸び脚で突き抜けて初陣を飾った。まだ緩い仕上げで木村師とメルール騎手も甘かったとコメントし、素質だけでデビュー戦を勝利したと振り返った。気性面から距離の融通性が高そうで血統からも持続力と瞬発力を兼ね備えている印象だ。5月の遅生まれで500キロ超す雄大な馬体と大きなフットワークは、伸びしろが十分にありそうで早くもクラシック候補と注目を集めている。強力な2歳馬を多く抱える木村厩舎で今後のローテーションや鞍上問題も付きまとうが、初戦で見せたインパクトある勝利と成長力を加味し今後の動向に大注目していきたい。
★シランケド
11月2日・東京11レース 天皇賞・秋(GⅠ) 3歳以上オープン 芝2000m
■6番人気・4着■ 最上級GⅠ戦にしては稀な超スローペースとなり、全馬上り33秒台前半以内という超瞬発力戦で、勝ち馬から最下位までが0.7秒差と差の付き辛いなかで最後方から4着まで追い上げた末脚は光っていた。デビュー戦の大敗から出走取消を経て休養に入り、8カ月ぶりの復帰戦で12番人気の低評価を覆す圧倒的な豪脚で初勝利を飾って以降は、1勝クラスからGⅠを含めて11戦連続で3着内に好走を続け、重賞を含めた近5走で上り最速を4回、2位1回と強烈な末脚は相手強化されても目を見張るものがあった。2走前のヴィクトリアМでは直線で進路を何回も替えながらタイム差なしの3着でGⅠでも通用する末脚を披露。前走の新潟記念で後の菊花賞馬を破って賞金加算に成功し最上級GⅠに挑戦してきた。今回は牡馬混合のGⅠで鞍上も初騎乗と厳しい立ち位置ではあったが、非凡な末脚で今後の活躍をアピールする素晴らしい走りを披露している。スタートで後手を踏み指定席ともいえる最後方追走を余儀なくされたが、鞍上はこの馬の爆発力を信じ超スローペースでも直線勝負に徹した。直線に向きラスト10.9-10.9-11.1秒と究極の決め手勝負になったが、シランケドは大外に持ち出されると残り200mから一気に伸びて先団を猛追。上位馬が32秒台前半で上がるなか、最後方から驚異の上がり31.7秒をマークし勝ち馬とは0.3秒差、3着馬にはクビ差まで迫り、1986年以降の東京コースでの上り最速を2000m戦で更新する究極の末脚であった。最強馬が集う天皇賞・秋で次位を0.5上回った末脚は、現役の追い込み馬ではナンバー1と評価して問題ない。1400~2000mまで小回りコースを含む7場で強烈な末脚を発揮しており、舞台を問わない爆発力は今後もファンを魅了するのは間違いない。5歳秋を迎え大舞台に辿り着いた遅咲き牝馬の今後に大注目だ。
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